細かく言えば、他にも理由はあるのですが…
ブログ記事を一新するに当たって、心掛けるようにしたポイントが幾つかあります。
【1】悩みを抱える人に役立つ記事を書く
過去のブログでは、雑記ブログとして、時事ネタをはじめ、話題の内容について、自分の考えを中心に書き綴っていました。
新しいブログでは、多くの人が抱える日常生活等での悩みや疑問を解決するための記事や、話題になっていることをまとめ、さらに記事内のキーワードから派生、抽出して新しい記事を執筆することを心掛けるようにしています。
特に、話題のSDGs、著作権・肖像権を始めとした権利関係などの少し難しいキーワードや私が実際に使ったり、見聞きして便利だと思う商品レビュー、私の家族の一員である愛犬への思いから、犬や猫を飼っている方々に役立つ記事、大好きなフォトグラファーとしての関連記事などを中心に執筆していこうと思います。
もちろん、その時々の話題についても取り上げるとともに、掘り下げてより深い内容の記事執筆を心掛けてまいります。
【2】分かりやすい記事内容にする
「ブログ」という言葉の意味は、そもそも「ウェブログ」の略であり、個人の日記的な意味合いのものを指しています。
そうして、いつの間にか、ブログには自分の好きなことを、好き勝手に書くという風潮が広まってきました。
私も過去のブログ記事においては、執筆するときに自分の脳裏に駆け巡ったことを思いつくまま書いていたことが多かったように思います。
日本にブログという言葉が登場したのが、2001年の「楽天広場」や「ヤプース!」などが日記的なサービスをスタートし、2003年になると、「livedoor Blog」「Seesaaブログ」「ココログ」を始め、多くの企業がこぞってブログサービスに参入しました。
余談ですが、livedoor(ライブドア)と聞くと、堀江貴文さんをイメージしますが、堀江さんは、東京大学在学中にインターネット事業会社の「オン・ザ・エッヂ」を設立し、その後、経営破綻したライブドア社(1999年に前刀禎明(さきとうよしあき)さんが設立)から一部事業の譲渡を受けてブログサービスを立ち上げました。その後、世間を騒がせたライブドア事件を契機として、2006年に堀江氏はライブドアの経営から退くこととなりました。
こうしてみると、ブログの歴史は、まだ20年余りですが、インターネットの世界にはものすごい数のブログが存在して、私たちに様々な情報を提供してくれるようになりました。
星の数ほどあるブログの中でも、多くの人に読んでもらえるのは、「読みやすい記事」「分かりやすい記事」にほかなりません。
そう考えると、1つ1つの記事の構成、記事内容の裏付けはもちろんですが、難しい言葉をいかにかみ砕いて分かりやすい文章として書き上げるかが最も大切だと思っています。
私自身、前の職業が公務員だったこともあり、法令、条例はもちろん、業務で作成する文書は堅苦しくて仕方ないものでした。
それに、公務員という職業柄、主義主張も控えめにしなければならなく、身バレしない程度に記事執筆をしないといけないというジレンマみたいなものが常に脳裏をよぎっていました。
そういう意味では、フリーになって気持ちが相当楽になりました。
そんな私が考える「分かりやすい記事・文章」作成のポイントは5つあると思っています。
(1) 分かりやすい言葉を使う
多くの人に読んでもらうためには、できるだけ専門用語を用いず、難解な漢字を使わないようにする必要があります。
また、知っている人だけに通用する「略称」なども安易に使用しないように心掛けなければなりません。
レベルでいうと、「中学3年生が読めて、理解できる」程度の文章が最適だと思います。
つまり、日本の義務教育で習うレベルの漢字と文章ならば、日本人全員に届く文章だと考えられます。
漢字にするか、平仮名で書くか…自分のレベルで書き分けても良さそうに思えますが、それでは「読者ファースト」の記事は書けないと思います。
そうすると何かを参考に記事を書くのが一番手っ取り早いと思いませんか?
日々の生活の中で、多くの人が読んでいるのが新聞記事です。
そしてその新聞記事を執筆する記者の皆さんが肌身離さずに持っているのが「記者ハンドブック(新聞用事用語集)編集:共同通信社」です。

もちろん、私も持っています。
私が購入した時は、第11版第3刷(2009年8月30日)ですが、現在はさらに改訂を重ねて、第14版まで出版されています。
初版が1956年なので、私よりも年齢を重ねる超ロングセラーです!

この「記者ハンドブック」には電子書籍版も出版されており、私はつい最近、電子書籍版も購入しました。
ただ、もし初めてこの本を購入されるなら、紙版をお勧めします。
やはり辞書というのはいかに素早く検索できるかにかかっていると思います。
その点を考慮すれば、紙媒体の方が圧倒的に検索のしやすさがあります。
![]() | 記者ハンドブック 第14版 新聞用字用語集 [ 一般社団法人共同通信社 ] 価格:2,090円 |

ブログを執筆する上で、辞書なしはあり得ません。
国語辞書や広辞苑、漢和辞典など、一般的な辞書も大切ですが、真っ先に手元に置いておくべきなのが「記者ハンドブック」に他なりません。
ただし、記者ハンドブックに全ての言葉が網羅されていません。
さらに不足分を補うものとして、持っておいていただきたいのが「標準用字用例辞典(公益社団法人 日本速記協会)」です。
この辞書は「衆議院会議録用字例」を基本として、公用文の書きあらわし方を示していますが、一般的な記事作成にも非常に有用な辞書です。

私は、仮名遣いで迷った場合で、「記者ハンドブック」を検索しても不明な文字があった場合、この「標準用字用例辞典」で検索しています。
この2つの辞書があれば大方の文書作成は行えると思います。
ただ、この「標準用字用例辞典」は、一般の書店やAmazon、楽天ブックスなどでは販売しておらず、「社団法人 日本速記協会」のHPからの注文のみとなります。
公益社団法人 日本速記協会HP → https://sokki.or.jp/shuppan/
(2) 参考となるWebサイトを探しまくる
何かを題材にブログを執筆するのに、自分の頭の中の知識だけではなかなか書けないものです。
どんなにベテランのWebライターでも、参考になる資料なしに文章を作成するのは困難だと思います。
その困難を克服するために、キーワード検索で、関連性のあるWebサイトを幾つか探します。
そして、それらのサイトに何が書かれているのか、どんな文章なのかを読み解きながら、自分が書こうとする文章の参考にします。
もちろんですが、コピペとか、「てにをはを」を変えるだけのような文章作成はNGです。
あくまでも、参考となるエキスをもらい、自分の言葉で組み立てなおす必要があります。
そうやって、幾つかの参考サイトを巡っていけば自分なりの考えも固まって、文章がスラスラ書けるようになります。
(3) べた書き・下書きをどんどん進める
私は、ワードプレスに直接書き込むようなことはしません。
下書きには、Googleドキュメントを使っています。
幾つか理由がありますが、最も大きな理由が、書き込んだそばから文章を保存してくれるところです。
ワードプレスにもバックアップにもバックアップ機能はありますが、即効性と確実性ではGoogleドキュメントの方が圧倒的に優れていると思います。
下書きについては、改行なども考えずに、思いつくままにタイピングをしてください。
何事もそうですが、勢いと集中力にのかって書き進めるのが一番です。
(4) 校正を加え、体裁を整える
Googleドキュメントで下書きをしたものに校正を加えていきます。
まずは、読みながら改行を加え、段落を意識した内容に整えます。
当然、削除したり、加筆したり、順番を入れ替えたり…仕上げのつもりで丁寧に見ていきます。
その過程で、声に出して読むのがお勧めですが、その方法として、自分自身が読み上げるよりも、便利な読み上げソフトを活用する方が能率的だと考えます。
ちなみに私が使っている読み上げソフトは、「WorldVoice 日中英韓2」です。
このソフトを購入したのは5年以上前に購入しましたが、今でも販売されているロングセラーの読み上げソフトです。
名前にもあるとおり、このソフトは「日本語、中国語、英語、韓国語」の4つの言語の読み上げに対応していますが、私は日本語の読み上げメインで使っています。
日本語の読み上げ、イントネーションがスムーズで聴きやすいです。固有名詞の登録も可能なのでご自身でカスタマイズも可能です。
このソフトは、4か国語セットで、8,800円(税込)ですが、一言語のみで購入も可能で、その場合は、4,400円(税込)です。
最近の音声読み上げ技術は急速に進んでいますが、「WorldVoice 日中英韓2」は十分満足できる水準だと思います。
どんな感じで読み上げてくれるのか、「WorldVoice 日中英韓2」の公式ページで視聴してみてください。
読み上げてみて、違和感がなければ問題ありませんが、違和感があれば立ち戻って表現を修正したり、誤字訂正をして仕上げを行います。
(5) ワードプレスに貼り付けて、見出しの設定、写真の挿入を行う
下書きが完成したらワードプレスに貼り付けます。
ここでのポイントは、見出しの設定と、途中に挿入したり、アイキャッチ画像にする写真の選定です。
写真素材は、フリー素材として、無料で使える写真を掲載しているサイトで探してみてください。
私が利用させていただいているサイトをご紹介すると…
その他、私は写真ACのプレミアム会員になっていて、写真ACの写真をダウンロードし放題で利用しています。
私は、2019年10月17日に写真ACのプレミアム会員になりました。
年間:税別5,681円(税込6,249円)支払っています。
実は、今から写真ACのプレミアム会員になろうとすると、年間17,658円(税込)掛かります。
この差は何?って思われるかもしれませんが、実は、写真ACのプレミアム会員の料金は年々値上げをしているんです。
4年前にプレミアム会員登録した私よりも、11,409円も多く支払う必要があります。
写真ACの今のルールでは、プレミアム会員登録時の料金で、以後も据え置くようになっています。
なぜ、年々料金が上昇しているのか?
理由は、写真ACが他のストックフォト販売サイトと比べて割安過ぎる料金を差を少なくしようとしているからに他なりません。
ただし、既にプレミアム会員になっている人は据え置くことで退会する人を出さないようにしているということです。
今の価格が、過去にプレミアム会員になった人と比べたら相当高額な気がしますが、他のストックフォトサイトと比べると、まだまだ写真ACの方が割安なんです。
例えば、PIXTAの定額制プランでは、一番安い月3枚までダウンロード可能(翌月以降繰り越し最大33枚まで)のプランでも年間23,760円の料金設定です。
また、Adobe Stockの場合は、一番安い月10枚のダウンロード可能プランでも年間45,936円(翌月以降繰り越し最大120枚まで)の料金になります。
写真ACと比べると相当高額になっています。
そう思うと、定額プランに入ってみるとした場合、写真ACは第一候補になると思います。
無料、有料は別として、記事の内容にマッチした写真を1記事につき、1枚から3枚程度挿入して、記事の完成となります。