SDGsは、みなさんが知っているとおり、達成すべき目標が17個あります。
その17個を全てあげてみると
(1)貧困をなくそう
(2)飢餓をゼロに
(3)すべての人に健康と福祉を
(4)質の高い教育をみんなに
(5)ジェンダー平等を実現しよう
(6)安全な水とトイレを世界中に
(7)エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
(8)働きがいも経済成長も
(9)産業と技術革新の基盤を作ろう
(10)人や国の不平等をなくそう
(11)住み続けられるまちづくりを
(12)つくる責任、つかう責任
(13)気候変動に具体的な対策を
(14)海の豊かさを守ろう
(15)陸の豊かさも守ろう
(16)平和と公正をすべての人に
(17)パートナーシップで目標を達成しよう
世界中で解決しなければならない問題が、これだけ山積しています。
このほかにも世界中を見渡せば、いえ日本国内を見渡すと、ほかにも解決すべき問題はたくさんあると思いますが、そのような中でも、こうして世界共通の解決目標ができたことは意義深いことだと思います。
しかしながら、SDGsに関しては、国や自治体、企業や関係団体ばかりが盛んに取り組みをPRしているような気がします。小中高校の授業で取り上げたり、大学の講義やゼミ、卒業論文でSDGsを取り上げる事例や、地域のボランティア活動に取り組むことでSDGsへの参加意識を育んでいる事例も増えてきましたが、やはり個人レベル、つまり一人ひとりの自覚と取り組みが何よりも大切だと思います。
そして、個人の意識が家庭内や恋人同士、友人間にも広まることで、自分の身の回りには見えない、発展途上国や人種や性差別などを受けている人々を救うことができるという意識を持ってもらいたいです。
とかく人間は、高尚な目標を掲げても、大部分が自分達が生きている間に達成できるような目標を掲げて、それに向かって取り組んでしまう印象があります。
10年とか20年先ではなく、100年先、1,000年先、10,000年先・・・、そしてもっともっと未来の人類、そして地球のことを考えて様々な施策を地球一丸となって取り組むべきだと考えます。
「そんな先のこと考えられるわけないでしょ」
「自分が死んだ後の時代なんか知らないし、その時代に生きている人たちが考えれば良いんじゃないの?」とか言う人もいらっしゃると思いますが、それって、未来の人々、未来の地球に対してあまりにも無責任だと思いませんか?
未来の地球は、今地球で暮らす人々が考えて築くべきだと思います。
このことは、私自身にも投げかけるべき言葉だと思っています。
そして、さらに思わなければならないこととして、
人類は「今」の地球の中心的な存在にあります。
もしかしたら、そう思っている、勘違いしているのは人間だけかもしれませんが・・・。
ただ、宇宙の歴史、さらに短い地球誕生の約46億年前は私たちにとっては想像もできないくらい大昔。
それから2億年を経た約44億年前に地球に初めて海ができたわけですが、その後も地球に大きさ数キロメートルほどの天体(微惑星)が頻繁に衝突して、できた海が何度も蒸発しました。
約6億年後の今から38億年前に海が安定して、そして約40億年前に地球で初めて生命が誕生したそうです。
それから幾多の変遷を経て、地球は著しい火山活動と地球全体の凍結を繰り返し、2.5億年前には地球の生物が大量に絶滅することとなりました。
そして、約2億年前に子ども達に人気の恐竜時代が到来することとなったのです。
恐竜時代というのは、正確な時代の呼び名では、ジュラ紀と白亜紀と呼ばれる時代になります。
この恐竜時代は、恐竜が絶滅した今から6,550万年前までの1億8,450万年間も続きました。
その後、約6,500万年前に巨大鳥の時代がやってきて、その後、今から約700万年前に人類と呼ばれる生命が誕生しました。
そして、約3万年前に現生人類ホモ・サピエンスが人類の中で生き残り、私たち現代人の祖先となりました。
さらに日本人の起源は、約1万5,000年前から約3,000年前にかけて、今の北海道から沖縄まで広く居住していた縄文人と、その後、大陸からやってきた弥生人の混血とされていました。
ただ、その後の研究で沖縄の遺跡で見つかった港川人がさらに古い、今から約2万年前に暮らしており、その港川人が日本人のルーツだとされる説も浮上しました。
いずれにしても、私たち日本人がこの地球に登場して、約1万5,000年〜2万年、地球の46億年の歴史からすれば極めて短い期間です。
そんな現代人が途方もない長い地球の歴史の変遷で積み上げてきたものがあります。
それが知恵と知識です。
そんな現代人の暮らす地球では、温暖化などの自然環境の問題から、貧困や差別問題をはじめ、人が生きていく中で引き起こした様々な問題があります。
今の世界を維持するために人類共通の目標として掲げられたのがSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)です。
SDGsを日本語に訳すと「持続可能な開発目標」という意味の不明な言葉になってしまいますが、要するに、地球で暮らす人類は、まず第一に地球環境を守り、維持するために今の現代人が地球環境を破壊することに繋がっていることをやめること、そして、世界で暮らす人々は、暮らす地域や人種、性別によって、貧富の差や性差別があってはならず、その解決のためには、あらゆる立場の人が考えながら改善していく必要があることなどを目標に掲げたものとなっています。
SDGsはとかく、国・政府や自治体、企業などが力を入れて取り組んでいますが、国や自治体、そして企業などの団体がSDGsに取り組むことは、それぞれが社会的責任を果たすために必要であり、義務だと私は思っています。
ただ、国をはじめとする団体だけがSDGsに取り組んでも、個人の意識を変えることは困難でありますし、企業などで働いていない高齢者、個人事業主・フリーター、そして子ども達にまでSDGsの考え方を浸透させて、目標達成のために行動できるようになってようやくスタート地点に立てるのではないでしょうか。
私のように個人で自宅を職場として仕事をしている人や専業主婦(夫)と、自家用車で通勤する会社勤めの人とでは取り組むべき内容もボリュームも変わってくると思います。
これからこのKazuブログでもSDGsについて少しずつ問題提起しながら記事を書いていこうと思います。
もちろん、私の書いた内容に様々な思いを抱く方も多いと存じます。
反対の意見や応援してくださる方、実際にSDGsの取り組みに力を注ぐようになってくださる方もいらしゃると思います。
私は、様々な人、より多くの人に「SDGs」という言葉に興味を持っていただくことが、Webライターの使命だと思っていますので、少しでも多くの皆さんの目に留まってくだされば幸いだと思っています。