愛犬

愛犬が10歳になったらシニア期!老化のサインを見落とさないで

うちの愛犬のロンチ(ロングコートチワワ)のチョコは、2013年10月23日生まれ。
もうすぐ10歳になります。

毎日の生活で私たち家族に癒やしを与えてくれているチョコちゃん。

そんなチワワのチョコがうちにやってきたのは、彼女が生まれた翌年2014年1月4日(土)になります。

その年のお正月に実家で過ごしていて、子ども達との話の中で「ワンコを飼いたい」というみんな同じ考えで盛り上がりをみせていて、何となくワンコをわが家に迎えたいという話になりました。

それで自宅への帰りに、ペットショップに立ち寄って、取りあえずワンちゃんを何匹か見せてもらうことに‥‥

そんな中で、3匹目に見せてもらったのがロングコートチワワの女の子でした。

当時(約10年前)のチョコの写真がこれです。

チワワのチョコ

ペットを見ることができる大規模なペットショップには何回も行ったことがあって、当然、人気犬種のチワワを何回も見たことはありましたし、家の近所でお散歩をしているチワワにも出会ったりしていたので、チワワがどんな感じなのかイメージはありました。

実は、私自身、チョコを飼う以前は、チワワよりもミニチュアダックスフンドが一番好きな犬種でした。

選択肢に入ってなかったチワワだったのですが、私以外の家族がチワワ好きだったことと、ペットショップで偶然出会ったのがチョコだったということもあり、すっかりチワワに魅了されてしまいました。

生後2か月ちょっとで出会った小さいチョコは、成犬のチワワと違って耳が垂れていて、「もしかして、ずっとこのまま?」って心配したのを今でもハッキリ覚えています。

金銭的な話をするのは下世話な感じですが、チワワのチョコちゃんは90,000円で販売されていました。

いつも見に行っている大型のペットショップでは、チワワをはじめワンコの値段が20万円から30万円前後だったこともあり、今までなかなか家族の一員に迎えることができなかったのですが、子ども達がチョコのことをすごく気に入ったみたいだったのもあり、そのまま抱っこして帰ることになりました。

これって運命的な出会いだったのかもしれません。

帰宅して、早速、ワンコ用のお皿や水飲み用のウォーターノズルとか、ケージやトイレとか‥‥必要そうなものを一通り買いに出掛けて行ったと思います。

こうやって、改めて愛犬チワワのチョコの記事を書くと、この10年間、本当にわが家のマスコット的な存在なんだということを改めてしみじみ感じています。

そんなチワワのチョコが10歳を迎えるに当たって、Kazuブログでは、今後も愛犬が10歳を超える飼い主の皆さんと一緒に「長生きケア」について考えてみたいと思います。

【1】 愛犬の年齢を人間に例えると

次の表は、愛犬の年齢の早見表です(参考にする書籍やサイトによって人間の場合の換算年齢が若干異なる場合があります)。

人間小型・中型犬大型犬
成長期0~18歳0~1歳0~1歳
青年期18~32歳2~5歳2~5歳
中年期32~45歳5~7歳5~7歳
プレシニア期46 ~54歳8~10歳7~8歳
シニア期54~62歳10~12歳8~9歳
老年期62歳~12~15歳9~10歳


上の表は、小型犬と中型犬、大型犬、そして人間の年齢と対比したものになります。

犬の年齢別の状況を、「成年期」「青年期」「中年期」、そして「シニア期」を2つに分けて「プレシニア期」、さらに「シニア期」「老年期」とあります。

うちの子は、来月23日でシニア期を迎えることになります。

人間の年齢でいえば、54歳になります。

犬も人間もこのシニア期をどう過ごすかで、先々迎える老年期をより健康的に生きていけるかどうかを左右します。

ただ、健康について、人間は自分自身で考えて行動することができますが、犬は飼い主がしっかり気を付けてあげるしかありません。

【2】 人生100年時代同様に愛犬の寿命も延びている

獣医療の発達やドッグフード等の食事の良質化、愛犬の住環境の快適さにより、人間同様に愛犬の平均寿命も延びてきました。

ただ、少し意識する必要があることとして、愛犬は人間のように、体調が優れないとか、病気になってしんどいとかを言葉では伝えてくれないですし、明確な意思表示もしてくれないので、飼い主である私たちが、愛犬の様子を見守りながら、愛犬が訴えたいこと、体調の変化をに気付いてあげるようにしてあげてください。

愛犬の寿命がのびている理由を5つあげるとしたら、次のようなものが考えられます。

(1)飼育環境の改善

小型犬に限らず、中型犬や大型犬も室内で飼育されることが珍しくなくなってきたので、寒暖差や感染症などの影響を受けにくくなったといえます。
ただし、体が大きくて、動きが活発な中型犬や大型犬を室内で飼うためには、室内に十分なスペースが必要になります。

中型犬や大型犬を室内で飼う理想的なスペースとしては、リビングで飼うとした場合、13畳以上のスペースが、愛犬専用の個室を用意する場合は、7畳以上が理想とされています。

それ以前に、あなたが暮らす家の条件として、集合住宅の場合は、犬や猫のペットを飼うことが許されているかどうか、また可能であったとしても、犬の吠える声が隣りや上下階で暮らす人の迷惑になっていないかなどを考える必要もあります。
したがって、近隣とのトラブルを避けるため、ペット可の集合住宅でも大家さんに相談したり、隣近所の人の様子も伺う必要があります。
また、戸建ての持ち家で飼う場合、その家で暮らす自分たちの判断でペットを自由に飼うことはできますが、いつも吠えているとかの吠え癖のある犬などの場合、近隣とのトラブルにもなりかねませんので、吠え癖を無くすようなしつけをしてあげることも犬を飼う人の責任であることを意識しておく必要があるといえます。

(2)飼い主の意識の変化

犬を家族の一員として大切にする人が増えたことによって、健康管理や予防接種などにも気を配る飼い主さんが増えました。

「愛犬」といわれるように、飼っている犬に愛情をたくさん注いでいる飼い主さんが増えてきたのは喜ばしいことです。

過保護過ぎるのも問題がありますが、人間同士のように感情の行き違いなどで喧嘩をすることもありませんし、愛犬の無垢な様子を見ていると、過保護になっちゃう気持ちも良く分かります。
経済的に許される範囲で、家族の一員である愛犬にたくさんの愛情を注ぎたい気持ちは良く分かりますし、それで飼い主さんの心が満たされるのは全然OKだと思いますが、その前提には、愛犬の心も満たされて元気であることが必要だと思います。

この点は、いつも気にかけていれば何となく愛犬の気持ちが理解できるようになっていきます。

(3)ペットフードの良質化

ペット関連企業の長年の研究や努力の成果もあって、犬の年齢や体調に合わせた栄養バランスの良いペットフードが開発されたことで食事面でのサポートが可能になりました。

私も愛犬がわが家にやってきた当時、ペットフード選びに頭を悩ませました。
昔と違って、今はペットフードの種類は星の数ほどあると言っても過言ではないと思います。

ただ、残念ながら質の悪いドッグフードもあるので、ドッグフード選びは慎重にしてください。

一般的に、子犬期、成犬期、シニア期、老犬期と、それぞれの年齢に合わせて、栄養素やカロリー、食感などのポイントに注意して、実際に愛犬に与えてみて判断することをお勧めします。

(4)動物医療の発展

愛犬の病気やケガに対する診断や治療法が進歩したことによって、病気の回復率や生存率が向上しました。
わが家のチョコも腸の病気に罹患してしまい、生死のはざまを漂ったときがありました。
長い間、愛犬と一緒に過ごしていると、人間同様に犬も病気になってしまいますし、ときに大病を患うこともあります。

でも、事前に様子の変化を察知できれば、早期治療が可能となり、犬の体への負担も軽減できます。

(5)遺伝子改良の効果

品種改良によって、寿命が長い犬種が増えたことで平均寿命が引き上げられました。

そもそも、古来より犬の品種改良の目的は、ペットというよりも人間の生活に役立つように犬の外見や性格などを向上させるために行われてきたのです。

例えば、猟犬は狩りの技能を高めるために改良されましたし、観賞用ペットとしての犬は、美しさや愛らしさを重視して改良されました。

犬種の数は、非公認の犬種や絶滅した犬種まで含めると、約700〜800種にもなります。

一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)(※1)では、国際畜犬連盟(FCI)(※2)により公認された355犬種のうち、206犬種を登録しています。

ちなみに、日本での人気の犬種は、JKCへの登録数で見た場合、

1位 トイプードル
2位 チワワ
3位 ミニチュアダックスフンド
4位 ポメラニアン
5位 ミニチュアシュナウザー

となっています。
うちの愛犬は2番目に人気の犬種ですが、犬好きな人にとっては犬種よりも、性格とか雰囲気とかお互いにひかれあうことが何よりも大切だと思います。

(※1)一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)…純粋犬種の犬籍登録、有能・優良犬の普及、畜犬の飼育の指導奨励、動物愛護精神の高揚のために活動している国際的な愛犬団体。
その活動の一環として、純粋犬種の保護と質的向上のため血統証明書を発行する。
また、ドッグショーや訓練競技会、アジリティー競技会、フライボール競技会、トリミング競技会、ハンドリング競技会などの開催を通して、犬の素晴らしさや犬と暮らす楽しさを広く伝えるほか、動物愛護精神向上のため、「愛犬飼育管理士」資格取得のための講習会・試験、「夏休み犬の絵コンクール」「愛犬とのふれあい写真コンテスト」などを実施している。
また、1991年より地震等の災害時に被災者捜索を行う災害救助犬の育成を行っている。
JKCは、世界89カ国が加盟する国際畜犬連盟(FCI)に加盟しており、登録頭数は国内最多、世界第2位を誇る国際的なケネルクラブである。

(※2)FCI(国際畜犬連盟) …畜犬団体(ケネルクラブなど)の国際的な統括団体。本拠地はベルギーのトゥアン(Thuin)にある。現在加盟国及び地域は80あり、登録犬種は全部で335種。JKCは、FCIのアジア地区代表メンバーであり、日本がアジア地区における代表国である。

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